ついにやってきました。おうちでの皮下補液(点滴)の初日、“Xデー”です。
“皮下補液”って何なの?を改めて説明すると、ネコが腎臓病になると、体内の水分バランスが崩れて脱水しやすくなります。皮下補液は効率的に水分を補給し、脱水を防ぐために行われます。
“命をつなぐ”とも言える大切なコト。今回はそれを自宅で出来るようにするチャレンジなのです。
「ミッキーのために何とか成功させるんだ!」と、飼い主ふたりの鼻息も荒くなります。先生からレクチャーも受けましたが、念のためYouTubeで復習し、いざ本番!
我が家の点滴ステーション、爆誕!

まずは家の中でスムーズに点滴ができるよう、セッティングから。どこでもいいわけではなく、輸液バッグを吊るすための高低差が重要です。目をつけたのは…そう、ミッキーが日頃から愛用しているキャットタワー! 高い位置にS字フックで輸液バッグを吊るし、点滴チューブをつなげば、点滴スタンドの完成です。
そして、キャットタワーの真下には、点滴中にミッキーが動き回らないよう、キャリーバッグを設置します。点滴チューブを通しやすいように、上側にファスナーがついた円形のバッグ「スリーピーポッド」を引っ張り出してきました。ミッキーが子猫の頃に愛用していた懐かしいモノです。
点滴は2人がかり。私は針担当&「クレンメ」というコントローラーで点滴速度を調整。夫はミッキーの保定係。ミッキーを動かさないようにする重要任務です。
【準備中:まさかの警戒モードに】
輸液バッグを温めたり、機材をセットしたりしている間、ついチラチラとミッキーを見てしまったのでしょう…何もしていないのに、すでに警戒モード。前足をたたんで座り、耳をピンと立てて、ジトっという顔でこちらを見ています。これはマズイ…。
【1回目:針が抜けてしまった…】
ソワソワ感があるミッキーでしたが、なんとかキャリーに入ってもらいました。さぁ、運命の1回目。針を刺すのはスムーズにクリア!…と思いきや、ミッキーが暴れはじめ、針がスポッと抜けてしまいました。この時点でミッキーの警戒レベルはMAXに。…続行は無理と判断し、翌日に持ち越しです。
【2回目:なでまくり & 褒めちぎり作戦!】
翌日、再チャレンジです。成功の鍵は、いかに大人しくしてもらうか。1回目はしっかり押さえつけてしまい、抱っこ嫌いのミッキーが”大暴れ”になりました。そこで作戦変更!
ミッキーがキャリーの中で動いてもOKとします。私は動きに合わせて、刺したままの針を持ち続け、抜けることを防ぎます。夫はミッキーを押さえつける事をせず、ほっぺや額をなでまくり。そして二人で「いい子だね!」「かしこいね!」「がんばれ!がんばれ!」と褒めちぎり。
すると…どうでしょう!ミッキーは徐々に大人しくなり、最後の方はリラックスモードに突入です。そして無事に点滴完了!
終わった瞬間、飼い主ふたりは全身脱力。おうち点滴デビュー戦、なんとか成功です。
ミッキー、本当にがんばったね!ありがとう!この一歩は大きな一歩だよ!
コメント
ミッキーよく頑張ったね!
いい子いい子😊
こりんさん、ありがとうございます!ミッキーは “褒めてのびる子” 。たくさん褒めてあげて頂けるとミッキーは元気になります😺
くぅぅぅ涙ぐましい努力!!
試行錯誤が成功してよかった💛おめでとう(^^)/
そらさん、ありがとうございます!「牛歩のあゆみ」でゆっくり前進です😉 さぁ、次はどんなハードルが待っているのやら…💦
素晴らしい!本当に素晴らしい!
(´;ω;`)
先を隠して一行一行進めながら緊張してブログ読みました。
成功時はガッツポーズです
点滴成功おめでとうございます
ミッキーもお二人もお疲れ様です。また一歩、大きな前進ですねv
“みや”さん、ありがとうございます!緊張して読んでくださったとのこと、とても嬉しいです😊これから暑くなりますので、自宅で点滴が出来たことは通院の回数を減らすことが出来るので嬉しい限りです。これからも温かく見守って頂けるとミッキーの力になります💕