ミッキーは「腎臓病ステージ2」と「心臓病(肥大型心筋症)」の2つの病気を抱えるスコティッシュフォールドの10歳の男の子。
この3か月間、ミッキーと一緒に乗り越えてきた日々を思い返しながら、今は新たな不安と向き合っています。
これまでの経緯
ミッキーに降りかかった困難はこの3つです。
✅腎臓病ステージ4の診断(→ステージ2へ改善)
✅肺水腫の発症(→改善)
✅肥大型心筋症の診断(経過観察中)
再び病院へ(食欲低下・呼吸数の激増)
10日ほど前のブログで、「嘔吐と咳きこみで病院に行ったけど”空振り”でした」という嬉しいご報告(→過去ブログ)をしたばかり。しかし、それ以降も食欲低下とともに呼吸数が2倍に激増したため、今度こそ”空振り”であってほしいと願いながら病院に連れていきました。
エコーで心臓の状態を診てもらったところ、肥大型心筋症が進行していることがわかりました。不整脈があり、心臓の左側(左心房)が少し分厚い状態になっていること、心膜水が少し溜まっていることがわかりました。
不整脈はもちろん、左心房が膨らんでくるのは肥大型心筋症が進行しているサインです。ただ、幸いにもミッキーはまだ重篤な状態ではないようです。
心膜水とは心臓を包む膜にたまる液体のことですが、健康なネコちゃんでも多少は見られるとのこと。ただ、これ以上進行しないよう注意が必要だと言われました。
心臓から血液を送り出す力も弱まっている状況で、そのため呼吸数が増えてしまっている、と先生から説明を聞きました。
ミッキーには、心臓病のお薬(強心薬)が処方されました。これは心臓から血液を送り出す力を助けるためです。すでに腎臓病のお薬を飲んでいるので、さらに薬が増えることになります。ミッキーへの負担が増えるのはつらいですが、「藁にもすがる思い」で10日間のトライアルを開始。その後、改めて先生に診てもらう予定です。
この間、下記の点を注意してミッキーを見守っていきます。
**ミッキーに注意すること**
✅呼吸数がさらに増えていないか
✅肺水腫を再発していないか
✅食欲不振が続いていないか
✅口呼吸が始まったり、ぐったりしていないか
✅新しい薬の副作用は出ていないか(嘔吐、下痢、脱水など)
飼い主が出来ること
ミッキーはこの3か月間、本当にたくさんの困難を乗り越えてきた“小さな勇者”です。度重なる食欲不振や嘔吐、初めてのお薬や皮下補液…。良くなることを信じて、じっと耐えてきました。今回だって乗りこえてくれると信じています。
私たち飼い主が出来ることはただ一つ。ミッキーの生命力を信じて見守り続けます。
ミッキーは体がつらい時、段ボールや玄関の下駄箱の下など、一人で静かに過ごすことが多いです。でも、たまにそばにきて甘えてくれる時には、飼い主ふたりは全力で撫でて、「ミッキーは強運の持ち主!大丈夫、大丈夫!」と声をかけます。
実は飼い主がミッキーを励ましているようで、ミッキーから励まされているのかも知れません。柔らかい毛とシルクのような肌触り、不思議とそんな風に思えてきます。
このブログを読んでミッキーを応援してくださっている方々、いつも本当にありがとうございます。
皆さまもどうかご自愛ください。

コメント