ミッキーとの毎日

食欲不振との闘い【前編】 ~ミッキーを救ってくれたフードたち~

ミッキーは「腎臓病ステージ2」と「心臓病(肥大型心筋症)」の2つの病気を抱える10歳のスコティッシュフォールドの男の子です。

先日、肥大型心筋症の症状が悪化して激しい呼吸や食欲不振に苦しんだミッキーですが、新しく始めた心臓のお薬が効いて、少しずつ元気を取り戻してくれています。

いつもミッキーを温かく見守っていただいている方々、心からの感謝をお伝えします。

「食欲不振」という最大の壁
この3か月、ミッキーにとって一番の試練は「食欲不振」でした。腎臓や心臓の病状が進むたび、何度も訪れる食べない日々。

「ごはんが食べられる」――そんな当たり前がいかに尊いことか、日々実感しています。

「食欲不振」への万能な魔法の解決策はなかなかありませんが、今回のブログでは、そんなつらい時期にミッキーを助けてくれた“救世主フード”たちをご紹介したいと思います!

ブログの最後には、命の恩人「ちゅーるゼリー」を楽しみに待つミッキーの動画をご用意しました!ひたすら食べる姿にクスっと笑って頂けると、飼い主も大変嬉しく思います。

ここからは、ミッキーの食欲不振のレベルに応じて活躍してくれたフードたちをご紹介します。

腎臓の心配がある猫ちゃんを飼っていらっしゃる方には特にお役立ち情報かもしれませんが、そうでない方も、ミッキーの頑張りとして温かく見守っていただけると嬉しいです。

食欲不振にも「レベル」がある

ミッキーの様子から、食欲不振を次の3段階と考えました。

✅【重度】…ほとんど食べない(3日以上続く)
✅【中度】…いつもの半分程度(3日以上続く)
✅【軽度】…一時的に食欲が落ちる(3日以内に回復)

**ミッキーを支えてくれたフードたち**

【重度】もう何も食べない…でも諦めない!
腎臓病ステージ4と診断された3か月前。あの頃は本当につらく、どんなフードもミッキーは口にせず、暗闇にいるような不安な毎日でした。そんな中で、たった一つ、口にしてくれたのが「ちゅーるゼリー」だったのです。 あらゆるウェットフード、ドライフードがダメな中での“一筋の光”。ゼリータイプのちゅーるが、ミッキーの命を確かに繋いでくれました。

ミッキーの腎臓病が奇跡的にステージ2に改善したのも、もしかすると「ちゅーるゼリー」という存在がミッキーの生きるモチベーションになったのかも知れませんね。

【中度】少しは食べてくれる日には…
肺水腫や肥大型心筋症の進行など、ことあるごとに食欲が落ちて、腎臓病の療法食をなかなか食べてくれずに困っていた時期。そんな中で見つけたのが、一般的なフード(総合栄養食)でありながら、腎臓病に寄り添ってくれる以下のフードたちでした。

・「懐石 腎臓の健康維持」-総合栄養食(ペットライン)
・「銀のスプーン 腎臓の健康維持用 カリカリッチ」-おやつ(ユニ・チャーム)

どちらも腎臓を気遣った栄養設計でありながら、香りや食感も抜群。食欲が落ちていても、これらを多めに混ぜてあげると、ミッキーが口にしてくれることが多く、本当に頼みの綱でした。

キャットフードメーカーの方々が、このような素晴らしいものを開発してくださったことに心から感謝しています。

【軽度】すぐに回復しそうなときは…
食欲不振が軽度の場合は、先に紹介した2つのフードを少し多めにあげて、ミッキーの様子をよく観察。食欲回復を願い、「今日も食べてくれてありがとう!」…そんな思いで一日を重ねています。

ちゅーるゼリーしか勝たん…!?

【重度】レベルをはじめ、どんな食欲不振の時であっても、ミッキーの命を支えてくれたは「ちゅーるゼリー」。本来は健康なネコちゃん用のおやつであり、腎臓病のミッキーには控えた方が良いもの。しかし、病気と闘うミッキーには「食べる楽しみ」を何よりも大切にしたい。そう考え、1日1本だけの特別なごほうびとしてあげています。

今や、ミッキーは毎日午前5時になると、リビングのテーブルの上で前脚をキチっと揃えて「ちゅーるゼリー」を待つのがルーチンとなりました。この楽しみがあるからこそ、お薬も頑張ってくれます。

「毎朝午前5時のお約束」――すっかり早起きになった飼い主ですが、嬉しそうなミッキーを見て、小さな奇跡を感じつつ、つい笑顔がこぼれます。

今風の言い方だと、「ちゅーるゼリーしか勝たん…!」という感じでしょうか(笑)。

<追記:お薬を細かく砕いてあげることについて>
前回のブログで、ミッキーのお薬(1日4錠)の負担を下げるため、「お薬を細かく砕いてあげてはどうか?」というコメントを頂きました。とてもありがたいアイデアだったため、早速先生に相談しました。

お薬の種類によっては砕いても大丈夫な場合もあるそうですが、ミッキーのお薬は残念ながら、そのまま服用することが推奨されていて、砕かないほうが効果的とのこと。食べ残しが考えられるのと、中の成分が刺激性を持つため、薬そのものがコーティングされている、という事情もあるみたいでした。(腎臓薬は「ラプロス」、強心薬は「dsピモハート」です)

お薬によって違いがある、というのは初めて知りました。貴重なアイデアをくださった、そらさん、みやさん。温かいお気持ちに心から感謝します!

これからもミッキーが穏やかに、そして少しでも楽しく過ごせるよう、私たち飼い主もできる限り寄り添っていきます。いつも温かく見守っていただき、本当にありがとうございます。

コメント

  1. なるほど~~薬のこと勉強になった!
    じゃあ今の形状でなんとか飲んでもらわなきゃだね。
    ミッキーも飼い主さん(^_-)-☆もがんばりまっしょい☆

    うちに遊びにきてた地域ネコちゃんに銀のスプーンあげたら
    たしかに喜んで食べてた。
    いろんな症状用があるし食感も味の種類も豊富で、
    ユニ・チャームさま神やったわ(^_-)-☆

  2. そらさん、素敵なコメントありがとうございます!

    お薬については「今日も飲んでくれるかなー?」と毎回ドキドキしていますが、こちらが緊張するとミッキーに伝わるので、平静を装いながらサッとすませるようにしています。最近はシリンジで最後にお水を口に含ませてあげると失敗がなくなりました。…最初からやっておけば良かったです😅

    銀のスプーン、やっぱり地域ネコちゃんにも大人気なんですね!ほんとにフードを開発されたメーカーさんには一人ずつガッチリ握手をして感謝の気持ちを伝えたい気持ちです💖

    これからも「がんばりまっしょい☆」で進んでいきます!また楽しいワンちゃん、ネコちゃんの話、聞かせてくださいね✨

  3. ミッキーの楽しみがあるのはとても良いですね😊

    義実家のネコもチュール大好きですが、ゆっくりゆっくり食べてます。少し多く出すと口の周りにつけて(笑)

    ミッキーは夢中になる位大好きなのね🎶

    • みやさん、コメントありがとうございます😄
      義実家のネコちゃん、口の周りにちょこんとちゅーるがついている姿、たまらなく可愛いですね!想像するだけでほっこりします🐾
      「ゆっくりゆっくり食べる」というのはネコちゃんの性格によって違うのかも知れませんね。ミッキーは一心不乱、修行僧のような集中力で食べています…ww

      また癒しエピソード、ぜひ聞かせてください!