ミッキーとの毎日

食欲不振との闘い【後編】 〜ミッキーのフードロス大公開!〜

ミッキーは腎臓病ステージ2と肥大型心筋症を抱える愛猫(10歳・スコティッシュフォールドの男の子)です。

肥大型心筋症の進行により、半月ほど前から強心薬も追加。1日4錠のお薬を頑張って続けているミッキーは、なんとか元気を取り戻しました!そして今、これまでで一番の食欲を見せています。飼い主としても、本当にホッとしています。

さて、前回のブログでは、3ヶ月に及ぶ食欲不振の間に出会った“救世主フード”たちをご紹介しました。しかしその裏には、数々のフードロスという苦い思い出があったのです…。今回は、ミッキーが元気になった今だからこそ語れる、飼い主の赤裸々なフードロスのリポートをお届けします!

ブログのタイトルについて
今回は”フードロス”がテーマですが、前回の“救世主フード”に続く【後編】です。どちらも「食欲不振との闘い」という共通テーマでまとめ直しました。前回は【前編】へと表記を変更しています。ご案内が遅くなり申し訳ありません。

闘病の裏側にある“フードロス”との闘い
もともと食べることが大好きなミッキーでしたが、3ヶ月前に腎臓病ステージ4と診断され、腎臓病の療法食に切り替えた頃から偏食が始まりました(1ヶ月前にはステージ2に改善)。

当時はほとんど食事をしない、でも何を出してもそっぽを向く状態。恐怖の「偏食ミッキー」の降臨です。(その後、救世主フードの活躍によりミッキーは命を救われたのが前回のブログです)

何も食べず危険な状況の中、飼い主は涙をこらえてあの手この手で工夫を凝らしました。新しいフードに次々とトライしても顔をそむけられ、温めても、おやつをトッピングしてもダメ。「食べてくれない…」と途方に暮れる日々でした。

あの頃はまさに暗闇の中にいるようで、飼い主も必死でした。お店のキャットフードコーナーに足しげく通い、インターネットのショッピングサイトで腎臓病の療法食や口当たりの良さそうなフードを探し、口コミや評価を読みあさりました。「これならいけるかも」と思ったフードを手当たり次第に購入。気がつけば、冷蔵庫や棚には開封済みフードの山が…。

こうして積み重なったフードロスの黒歴史(笑)。今日はその実態を、飼い主目線での切ないエピソードとしてご紹介します。今ではミッキーも元気なので、暑気払いもかねて一緒に笑っていただけると飼い主も嬉しいです。

※これからご紹介する商品は、どれもメーカーさんが心を込めて開発された素晴らしいフードばかりです。たまたま今回はミッキーの口に合わなかっただけで、多くの猫ちゃんの命を救ってこられたものであることを、最初にお伝えしておきます。

フードロスTOP3ランキング!

【第3位】とろみ系フード
キャットフードコーナーに堂々と並ぶ、各メーカーイチ押しのとろみ系フード。棚の端から端まで大人買いしましたが、結果は惨敗でした。ミッキーは一口食べただけで終わり、ヒドい時には一舐めもせず終了になることも。1個あたり100円〜300円程度ですが、ちりも積もれば山となる。今のところ1万円は超えたでしょうか…(ため息)。

【第2位】パウチと缶詰
ロイヤルカナンやヒルズといった、安心と信頼のメーカーが販売している腎臓病の療法食。藁にもすがる思いで購入しました。最初の2、3袋くらいは食べてくれたものの、まとめ買いをした途端、全く口にしなくなりました。まさに「偏食ミッキー」の本領発揮です。1個あたり300円〜500円程度、ケース買いのため合計で2万円くらいしたでしょうか…(涙)。

【第1位】液状フード(最後の一撃!)
フードロス、栄光に輝く第1位は、ロイヤルカナンの腎臓病の療法食、画期的な液状タイプのフードです。固形フードを食べられなくなった猫ちゃんのために開発された素晴らしい商品。ところがミッキーは顔を近づけて「ふんふん」と鼻をピクつかせただけ、「秒」で終了。「偏食ミッキー」の真骨頂です。「何これ?いらない」と言わんばかりの表情が切なすぎました。そのお値段、1本で驚愕の約1,500円!1本で1〜2日分の食事に相当しますが、ちょっとしたランチが食べられる金額ですよね。4本セットで6,000円ほど。飼い主も、さすがにこの時ばかりは心がポッキリ折れましたね…(遠い目)。

子ネコ時代の後悔、これからの希望
「猫の好みは子猫時代に決まる」と言われますが、ミッキーは10年間ドライフード中心で育ちました。いざ腎臓病になり、効率よく水分がとれるウェットフードが必要となった今、食べ慣れていないものは口にしないのです。これには本当に後悔しかありません。それでも、次こそお気に入りのフードに出会えることを信じて、私たちはフード探しの旅を続けます!

この先、ミッキーにふたたび食欲不振がやってくるかも知れない。その時までに、喜んで食べられるウェットフードの“引き出し”をもっと増やしてあげたい――そんな気持ちで、今日も新しいフードにトライしてはプィッとされてしまう日々が続いています。いつかミッキーの心をわしづかみにするようなフードに出会えたら、改めてご紹介させていただきますね。

ここまで読んでくださった皆さま、そしてミッキーを応援してくださるすべての方に感謝します。暑い日が続きますが、皆さまとご家族、そして大切なペットの幸せを心よりお祈りしています。

(新しいフードにトライしたミッキーの様子をぜひご覧ください!)

コメント

  1. ごめん、わろたらアカンと思いながら
    飼い主さんの悪戦苦闘ぶりが想像できて思わず苦笑いしてもーた(#^^#)

    そうそうたるペットフード界スター選手たちに見向きもしなかったミッキー
    今食べてくれるフードの存在のありがたさが沁みるなぁ笑

  2. そらさん、コメントありがとうございます😄
    いや~、笑ってもらえたなら、こんなに嬉しいことはありません!✨

    フード界のスター選手(…笑)、まさにそう思います。そんなすばらしいフード、本当はミッキーに食べて欲しいんですけどね。

    おっしゃる通り、いま食べてくれているフードは涙が出そうなくらい尊いです。フード探しの旅は「一口の奇跡」を信じてまだまだ続きます。ミッキーの厳しい審査をくぐり抜けるため、オーディション続行しますので応援よろしくお願いします!💕

  3. ミッキーわかるう。暑いからか歳のせいか私も食欲ないなあ。。🍉

    ミッキーのあまり好きじゃないものね、わああなぁにこれ美味しいいっ!て食べるふりしてみたらどうだろう🩷時には夫婦で奪い合ってみたり。🤭つりおへ

  4. こりんさん、ミッキーへの温かい共感、ありがとうございます!😄
    確かに「食べろ食べろ」と言われるとプレッシャーですよね、ミッキーは10歳でしっかりシニアの年齢なので食欲にムラがあって当たり前、肝に銘じておきます👍

    「なにこれ美味しい~!」作戦、声を出して笑ってしまいました。でもよく考えると、ミッキーが子ネコのとき、目の前でキャットタワーのつめとぎに飼い主が爪をといで実演して教えたことあったなぁ、と。この子は母ネコから教わることができないから私が教えないと!と真面目に思ってました…ww

    これからもミッキーの心の声の代弁、よろしくお願いします😉