今日もブログを読んでくださり、ありがとうございます。
ミッキーは腎臓病と心臓病(腎臓病ステージ3・肥大型心筋症)を抱える10歳のスコティッシュフォールドの男の子。毎日4錠のお薬を頑張って飲んでいます。

今日も元気に過ごしてくれているミッキー。取り込んだ洗濯物が大好きで、畳もうとするとこうなります…。これはもう諦めるしかありません。自分のニオイをつけているのでしょうか? そんな姿を見ると、病気と闘いながらも小さな楽しみを見つけてくれていることが嬉しくなります。
悲願のウェットフード
ミッキーは腎臓病のため、水分補給は欠かせません。飼い主としては効率的に水分が摂れるウェットフードを食べて欲しいのですが、子猫の頃からドライフードオンリーで育ててしまい、ウェットフードには見向きもしてくれません。これまで何度も「ひと口で終了」の切ない経験をしてきました。子猫の時からウェットフードを食べさせていなかった事…、これだけは本当に悔やんでも悔やみきれません。
ウェットフード「ピュリナ・やわらかチキン(11歳以上)」

とうとう見つけました!ミッキーの胃袋をつかんで離さない、しかも総合栄養食のウェットフードです。
その名は『ピュリナ・やわらかチキン(11歳以上)』という缶詰です。これまで遠くのホームセンターまで探しに行っていたのに、見つけたのは一番近所のスーパー。買い物ついでにキャットフード売り場を覗き、「あれ?試したことあったっけ?」と軽い気持ちで購入してみたのが始まりでした。
最初の反応は悪くなく、その後に3缶ほど追加で試すと、飽きずに食べ続けてくれるように。過去には、「ひと舐めで終了」「匂っただけで終了…」。そんな日々だったので、今回の出来事は本当に大きな進歩です。
フードそのものは、ほぼペースト状の柔らかな質感の中にゴロゴロッとした肉の塊が混ざっています。猫ちゃん的にはこの塊が美味しいのかも知れませんが、ミッキーは「塊だけ」を残すので、スプーンで潰してからあげるようにしています。
1食あたり「大さじ1」、1日3食で0.5缶、2日で1缶のペースです。ドライフード育ちのせいか、一度にたくさん食べると吐いてしまうため、ゆっくり慣らしていきます。
食べ始めてから一週間以上が経ちましたが、これまでの朝5時は「ちゅーるゼリー」をワクワク待っているミッキーでしたが、今は「やわらかチキン」待ちに変わりました。どうやら本当に気に入ってくれたようです。
ブログの最後にはミッキーが「やわらかチキン」を美味しそうに食べている様子を紹介しています。ぜひご覧くださいね!
キャットフードの種類と療法食への葛藤
キャットフードは大別すると「ドライフード」と「ウェットフード」に分かれ、それぞれに「療法食・総合栄養食・一般食(栄養補完食)・おやつ」と分けられます。
その中でミッキーにとっての優先順は、イラストの通りです。下に記載しているフード名は現在ミッキーが食べられるウェットフードです。(ドライフードは別)

また、各種フードのポイントはこちらの通りです。
✅療法食
特定の疾患(腎臓病など)の治療・管理を目的として栄養成分を調整したフード。食事療法に不可欠で獣医師の指導のもとに与える。
✅総合栄養食
水と一緒に与えるだけで、猫の健康を維持するために必要な栄養素がすべて含まれているフード。主食向き。
✅一般食(栄養補完食)
水分や嗜好性を重視。栄養が偏るため、総合栄養食と組み合わせて与える必要がある。
✅おやつ
嗜好性の高い食品。主にコミュニケーションやご褒美用。これまで「ちゅーるゼリー・とろリッチ」には何度も救われました。
飼い主がここまでこだわってウェットフードを探していたのは、水分摂取だけの理由ではありません。お口のトラブル(虫歯・口内炎等)や、病気の進行時には、ペースト状のフードでないと体がうけつけない事が起こるかも知れません。そんな時でもミッキーが喜んで食べられるフードを今のうちに見つけておく必要があると思っています。
今回の「やわらかチキン」は総合栄養食なので主食にもできますが、腎臓病には療法食が理想です。ただし嫌いなものを無理強いすると、せっかく食べてくれた新しいフードまで拒否する恐れがあるため、ミッキーのペースを大切にしています。
ほんのり食べる頼もしい仲間

実は、ミッキーには「気が向いた時にだけ」に食べてくれるフードが2つあります。それでも、これまでのフードロスとの闘いを考えると、とても貴重な仲間です。
✳️ニュートロ チキン&ツナ(総合栄養食)
✳️たまの伝説 お刺身シリーズ まぐろとさば(栄養補完食)
「ニュートロ チキン&ツナ(シニア)」
このフードも総合栄養食で、かつ腎臓に配慮されています。シニア向けでペースト状のため、将来に備えて安心感もあります。猫飼いの大先輩である友人に紹介してもらったこのフード、本当はこちらを食べて欲しいのですが、あれもこれも望むのは飼い主のエゴですかね…。
「たまの伝説 お刺身シリーズ まぐろとさば」
猫の缶詰で「さば」は珍しいと思って購入。実は、飼い主は大のサバ缶好きなので、ミッキーも口にしてくれるのではないか…?と根拠にもならない理由で試しました。
結果は…スープの部分だけを美味しそうに舐めて、カスカスになった身だけがお皿に残ります。そこでミッキーには、あえてお水を足して「美味しいスープ」として召し上がっていただきます(笑)
そう言えば、サザエさんソングで「お魚くわえたドラねこ、追っかけて〜🎵」という歌ありますよね。ミッキーはスープ派なので「お魚をくわえる」ことはないんだろうな…などと、残りカスを眺めながら、どうでも良い事を考えました。
…ところで、お魚くわえた猫の姿、実際に見たことあります?
これからも続くフード探しの旅
長い道のりで見つけたお気に入りですが、「まとめ買いした途端に飽きる」という恐怖のジンクスを持つミッキー。安心はできません。これからも選択肢を増やすため、フード探しは続きます。
いつもミッキーを暖かく見守っていただき、ありがとうございます。季節の変わり目、皆さま、どうかご自愛ください。
追記
実は最近、飼い主の一人(妻)が初期の肺炎で39度台の熱を出しました。幸いコロナもインフルも陰性でしたが、今回「飼い主が元気でいること」がいかに大切かを痛感しました。もし入院となれば、ミッキーのケアができません。二人がかりのお薬タイム、何よりミッキーに会えなくなってしまいます。これからも、まずは自分たちの健康を守りつつ、毎日を大切にしていきます。
【動画】ミッキーが認めた 『ピュリナ・やわらかチキン』
いつの間にかルーティンになった朝5時の「やわらかチキン」。ミッキーの嬉しい顔をご覧くださいませ!
過去の動画もよろしければご覧ください🎵 → 動画ギャラリーを開く
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