愛猫ミッキーは「腎臓病ステージ2」と「心臓病(肥大型心筋症)」という二つの病気と向き合っている、10歳のスコティッシュフォールドの男の子。日々のささいな変化にも、飼い主としては常に気を配っています。
久しぶりの嘔吐と咳きこみ
ある日の早朝、ミッキーが久しぶりに嘔吐しました。15日ぶりの嘔吐で、しかも1回だけだったので「これくらいは大丈夫かな」と思ったのも束の間――。
いつもの腎臓病の薬(ラプロス)を飲んだ直後、今度は咳きこみが始まりました。全身を使って、まるで毛玉を吐き出すかのような激しい咳。2週間前に肺水腫を発症し、利尿剤で改善したばかりだったこともあり、「また肺水腫の再発では?」と嫌な予感が頭をよぎります。
あわててスマホを手に取り、ミッキーの咳きこみの様子を動画で記録。病院で正確に状況を伝えるための、精一杯の備えでした。
病院へ向かう決断
その日は日曜日。午前中のみ病院が開いています。病院は混雑しているだろうし、外は30℃を超える猛暑。「この暑さの中、病院まで連れて行くのはミッキーの負担にならないだろうか…」と迷いもありましたが、万が一を考え、「空振り上等!」と腹をくくって病院へ向かうことにしました。
暑さ対策として、アイスノンや保冷剤をタオルに包み、キャリーのポケットに入れておきます。そうすることで、キャリー内の温度が下がり、少しは快適に過ごせます。それでも今回は徒歩20分は負担が大きいと判断し、タクシーを利用して病院へ向かいました。
病院での診察
病院は予想通りの混雑で診察中や待合室のネコちゃん達のニャーニャー声が響きます。そして1時間ほど待ってから診察室へ。待ちくたびれたミッキーも緊張が高まります。
先生にはすぐに咳きこみ動画を見ていただき、早朝の嘔吐も伝えました。
ミッキーは診察台の上で低くうなりつつも、タオルにくるまれて胸に聴診器を当ててもらいました。幸い、前回のような過呼吸はなく、先生の診断も「特に問題なし」。咳きこみはすでに治まっており、嘔吐も1回きりだったため、現時点で大きな異常は認められませんでした。
その他、先生に相談したこと
✅睡眠時の呼吸数
1分あたり30回程度。「やや多めだが現状維持なら問題なし。今後増えるようなら薬の調整を検討」とのことでした。
✅最近の軟便
ここ最近は下痢の一歩手前のような軟便でしたが、フードを変えたことで便の状態も改善傾向。ビフォーアフターの写真も確認していただき、「特に問題なし」との見解でした。(先生はうんちの写真を見せられても、淡々と受け答えされる冷静な方です…笑)
診察を終えて
今回の診察の結果、「特に問題なし。今後もし異変があればまた相談しましょう」とのことで、大事には至らず、ホッとして帰宅することができました。
ただ、安心した一方で、ミッキーの心拍がやや強めであることや、持病のことを考えると、「この先も油断はできない」という気持ちは消えません。
それでも、今回のようにすぐに病院に行き、先生にしっかり診てもらうことが、ミッキーの健康を守る一番の方法だと改めて感じています。
また、日々の健康管理の中で、気になった呼吸やうんちの状態を写真や動画に残すことで、先生に正確に伝えることができます。これはぜひ、大切なペットをお世話する方々にもおすすめしたい習慣です。
食欲は生命力
ミッキーはもともと食欲旺盛な子。2か月前の「腎臓病ステージ4」の頃は食欲が落ち、体重も5.5キロから4.0キロへ大きく減少しました。
ですが、今は「ステージ2」まで回復し、腎臓病の療法食のドライフードも食べてくれるようになっています。そして、体重も4.0キロから4.2キロへ、見事200グラムの増量!200グラムといえば、ちょっと大きめの焼き芋くらいでしょうか…(笑)。ミッキー、よく頑張りました!
先生からも「食欲があることはとても良いこと」と太鼓判をもらい、飼い主も思わずガッツポーズ。食欲は生命力です。食べられていれば、きっと大丈夫!
おやつの考え方
最近は「おやつまだ?」と催促してくるミッキーに、ついたくさんあげてしまいそうになります。本当は腎臓に配慮された「低リン・低ナトリウム」のおやつを食べてほしいのですが、ミッキーのお気に入りは「ちゅーるゼリー」。ゼリータイプの健康なネコちゃん用のおやつ、何といっても「のどごし」がお気に入りです。ウェットフードは本当にこれしか食べません。
食欲不振の時、何も口にしようとしない中で、このおやつには何度も助けられたので、完全にやめてしまうのも悩ましいところです。できればもっと身体に良いおやつも食べてほしい…でも、そこはミッキーのこだわりも尊重しつつ、バランスを探っていきたいと思います。
これからもミッキーの健康と幸せを守るため「飽きないご飯」を探す旅はまだまだ続きそうです。
おわりに
どんなに小さな変化でも、「空振りでも良いからすぐ病院へ」という気持ちで、これからもミッキーを見守り続けます。
たまには“空振り”で終わる診察も、悪くないものですね。
そして、今日もまた、モリモリ食べるミッキーの姿を見てホッとしています。
**約200グラム(焼き芋サイズ)の成果です!**
(左) 4月下旬――4.0キロの時代
(右) 6月下旬―― 4.2キロに増量!

コメント
タイトル見てぎょっとしたけど空振りでよかったー!
焼き芋サイズの増量で見た目全然ちがうな💛
通院時のミッキーの暑さ対策めちゃくちゃ大事やけど
飼い主さんたちの健康対策も気をつけて!
そらさん、コメントありがとうございます!
タイトルでドキッとさせてしまってごめんなさい…!でも本当に“空振り”ですんで、私たちも焼き芋サイズの安心をゲットできました🍠(ミッキーのウエストラインも、ちょっぴりふっくらです)
暑さ対策、ミッキーだけでなく飼い主たちも気をつけますね!😉
次は「人間用のアイスノン」も持参しようと思います(笑)🍧
(;´`)タイトル見てドキドキしました〜
無事でなにより。
ホントにミッキーの細かい所まで記録されているので先生も判断しやすくなりますね
ふっくらとした姿を見れて安心しました♪
やっぱりモフモフしているミッキー可愛いです。
私もこの時期は
少しの外出もクールネックリングが離せません!
ミッキーにもどうかしら😂
みやさん、コメントありがとうございます!
先生に引かれるくらい、毎回、何かしらの写真や動画を見て頂いていますww
でも、ふっくらミッキーを守るために続けていきます💪
クールネックリング、ミッキーの首につけた瞬間「断固拒否!」されそうですが、一度チャレンジしてみようかな😂