ミッキーとの毎日

ネコ専門病院の待合室にて ~愛猫家たちの静かな祈り~

ミッキーは10歳のスコティッシュフォールドの男の子。腎臓病ステージ2と肥大型心筋症という心臓病を抱えています。この3か月は、頻繁に動物病院へ通う日々が続いています。これまでは年に一度の健康診断くらいしか縁のなかった病院が、今では本当に身近な存在になりました。

今日のブログは、そんな動物病院での非日常的なエピソードと、そこで感じたことをお伝えしますね。

ネコ専門病院の待合室で
ミッキーが通う病院は「ネコ専門病院」。当然、病院にくるのはキャリーに入ったネコちゃんと飼い主さんだけ。

そのためか、ワンちゃんや他の動物がいない待合室には、独特の静けさと緊張感、時折、不安そうなネコちゃんの鳴き声が響きます。

ある日の待合室でのこと。小柄な体で、ご自身よりも大きなキャリーを膝に乗せ、大切そうに抱きしめる高齢の女性がいました。キャリーの中のネコちゃんへの愛情と心配が、ひしひしと伝わってきます。目を閉じて、静かに診察の順番を待つ姿が印象的でした。

また、20代くらいの女性はキャリーの中にそっと手を入れ、ネコちゃんの顔や背中を優しくさすっていました。少しお話を伺うと、「子ネコの過呼吸がなかなか治まらないんです」と、本当につらそうに教えてくれました。

さらに、30代くらいの女性は頻繁にキャリーの中を覗き込み、心配そうな表情を浮かべていました。この方とも少しお話しできたのですが、「ネコが鼻血を出したので連れてきました」とのこと。

どの飼い主さんも、大切な愛猫のことを想い、必死に寄り添っている様子が伝わってきて、胸が熱くなりました。皆さんの姿を見ていると、もし大切な家族(愛猫)がいなくなってしまったらどうなってしまうのだろう、と胸がざわつきます。(そんな私たちも同じく、「どうなってしまうかわからない」側にいますからね…)

それぞれの大切な愛猫たち
病気を抱えたネコと暮らす私たちは、毎日小さな不安と向き合いながら回復を願い、今この瞬間を過ごしています。

大切に想う相手が「ネコ」とは限りませんが、同じように不安や葛藤を抱えながら寄り添い、見守っている方は多いと思います。でも、私たちは決して一人ではありません。病院で出会った飼い主さんたちの祈りがどうか届き、大切な存在とともに歩む日々が、小さな幸せで満たされますように

飼い主ふたりは、今日もミッキーと過ごせるこの時間を心から感謝し、できるだけ長く続くことを願っています。

ブログを読んでミッキーを応援してくださる方々、いつも本当にありがとうございます。

ところでミッキー、キャリーの中で一度も「ニャー」と言わずにじっと我慢してえらかったね。でも、診察室であんなに先生に怒らないでくれる? 別の意味でドキドキするから!

コメント

  1. 待合室 いままで気にせずに座ってたのに見え方が変わりますねー
    周りも自分も労って大事に過ごしていけたらなぁと思います

    本当にミッキーの動画をみて癒されてます
    目を細めるミッキー…(*´ω`*)♪

  2. みやさん、コメントありがとうございます!💞

    待合室、そう言っていただけると嬉しいです。私も、ミッキーが健康な時代は「ただ診察を待つ場所」としか思っていなかったのですが、最近は「我が子を想う愛猫家たちの祈りの場」に変わってきました。お互い、身体を労わりながら、大切な家族と穏やかに過ごしていきたいですね😉

    動画も見てくださってありがとうございます!目を細めるミッキー、実はおやつ&遊びを企んでいたりして!?でも、何でも言うこと聞いてしまう飼い主なのです…ww

  3. 病院って注射だったり、具合悪かったりで行くとこだから、みんな嫌な予感して不安になったりするんだろうねぇ。
    病院行ったら元気になれるところって思ってもらえたらいいのにねぇ。
    前回のビフォーアフターでミッキーの姿が元気になってるのがよく分かって、よかったーって思ったよ。

  4. マロンさん、コメントありがとうございます💕
    本当にそう思います。病院ってどうしても「怖い」「不安」というイメージが強い場所ですよね。ミッキーもキャリーを見ると病院をすぐに連想してサッと逃げてしまいます。できることなら、「この後、元気になるんだ!」と思って欲しいんですけどねぇ…🤷‍♀️

    ミッキーのビフォーアフターも見てくださってありがとうございます!少しずつでも元気な姿をお見せできてホッとしています😄

    温かいコメントに、私たちも元気をもらいました。これからもどうぞよろしくお願いします!