ミッキーとの毎日

【ミッキーと歩んだ10年】~後悔と感謝、これからの幸せな毎日のために~

愛猫ミッキーは腎臓病ステージ2と肥大型心筋症を抱える10歳のスコティッシュフォールドの男の子。1日4錠のお薬をつづけながら、毎日を懸命に生きています。

3ヶ月前、ミッキーが急な体調不良で動物病院にかけ込んだあの日、「腎臓病ステージ4」と診断を受け、数え切れないほどの困難を乗り越えてきました。

これまでの闘病記録(3ヶ月の軌跡)
✅腎臓病ステージ4からステージ2へ改善(現在もお薬💊を服用中)
✅肺水腫の発症と改善
✅肥大型心筋症の進行(現在もお薬💊を服用中)

食欲不振や嘔吐に苦しみ、お薬や皮下補液、病院での検査にじっと耐えて頑張ってくれたミッキー。その姿に「何があってもこの子に寄り添う」という思いが、私たち飼い主の中で一層強くなっていきました。そして猫の食事・健康・病気について、獣医さんや専門書からたくさん学び、実際に経験を積んだ日々でもありました。

今日のブログでは、この3ヶ月間の闘病生活で得た気づきを総括し、「もしミッキーとの10年をやり直せるなら、どう過ごしたいか?」について、正直な気持ちを振り返ります。

過去に戻ることはできません。それでも、これからも続くミッキーとの日々を、できるだけ長く、幸せに過ごしたい。そんな願いを込めて、同じように猫ちゃんと暮らす方々へ、この経験が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

10年間の振り返り
【食事面】
☑️ドライフードだけでなく、ウェットフードも取り入れて水分摂取をもっと心がければよかった
☑️お水は一箇所だけでなく、三箇所くらいに置くべきだった
☑️8歳ごろからはシニア用フードに切り替え、リンやタンパク質を控えめにしていればよかった

これらは腎臓病予防につながる大切なポイントです。

ミッキーは子猫の頃から主にドライフードで育てていました。ドライフードは栄養面で優れていますが、水分がほとんど含まれていません。猫は自発的に多く水を飲まないため、水分不足になりやすく腎臓病のリスクが高まります。そのため、効率的に水分がとれるウェットフードをもっと活用すれば良かったと、今は思います。そのためには子猫のときからウェットフードに慣れさせることが大切です。

飼い主たちは共働きで平日は家を空けていたため、衛生的にもドライフードが便利でした。それでも夜や週末だけでもウェットフードを出してあげることはできたはずです。シニアフードの存在は、ミッキーが食欲不振になって初めて各メーカーのご飯を知りました。若い猫とシニア猫では必要な栄養も異なります。今となっては年齢に合ったフードを選ぶことが大切だったと実感しています。

【健康管理】
☑️8歳以降は「半年に一度」の血液検査・エコー・レントゲン検査を習慣にすればよかった
☑️ワクチン接種は3年以上間隔をあけ血液検査の結果を見ながら判断するべきだった

これらはそのまま病気の早期発見・予防につながります。

私たちが通っていた動物病院では、こうしたアドバイスを受ける機会がありませんでした。だからこそ、飼い主自身が積極的に情報を集めて、獣医さんと相談しながら最善を探っていくことが大切だと痛感しています。

実際、ミッキーが腎臓病ステージ4に急激に悪化したのはワクチン接種の直後でした。もちろん因果関係ははっきりしませんが、「あの時、この知識があれば…」と、今でも胸が締め付けられる思いです。

【遊び・運動】
☑️レーザーポインターや電動おもちゃを使い、もっと一緒に遊ぶ時間を持てばよかった

腎臓病をきっかけにミッキーは体重が急減し、筋肉維持のために遊びを取り入れるようになりました。本来は若い時から運動も意識してあげるべきだったと反省しています。ミッキーの嬉しそうな顔を見ると、もっと楽しい日々を過ごさせてあげたかったと思わずにはいられません。

猫がもつ繊細さ
ミッキーが6歳になる頃まで、私たち夫婦は共働きで毎日出社。帰宅時には玄関で待つミッキーの姿をみて、深い愛情と癒しを感じました。でも今思うと、その頃は完全には心を開いて甘えてはいなかったように思います。

…というのは、コロナ禍の影響で在宅勤務が始まったとき、ミッキーはこれまで以上に私たちに甘えてくるようになりました。その時初めて「今まで寂しい思いをさせていたんだ…」と気づかされました。

そして、私は仕事を辞めたあと、ミッキーの腎臓病が発覚してからはすべての時間をミッキーに注ぐようになりました。すると、ミッキーとの距離が10年間で一番近くなった気がします。こちらの変化を感じとってくれたのだと思います。

猫は本当に不思議で繊細な生きもの。今はその心の奥にやっと触れられたような、特別な時間が流れています。

猫の寿命について
猫全体の平均寿命は14~15歳と言われている中で、ミッキーと同じスコティッシュフォールドは10~13歳、オスに至っては10~12歳程度という説も。ただし個体差や環境で大きく変動します。

ミッキーはいま10歳。私たち飼い主は、これからもできる限りのことを続けていきます。

今を心から感謝――そして、これからの日々へ
振り返ると、ミッキーとの10年間は反省や後悔も多かったかもしれません。でも、ミッキーは懸命な闘病を乗り越えてくれました。

この奇跡のような日々に心から感謝し、これからもミッキーにとって無理なく健康管理を続け、笑顔の日々を重ねていきたいーー。それが私たち飼い主の一番の願いです。

ここ数日のミッキーはお腹をこわし気味で便が緩い状態が続いています。些細なことが病気の進行につながる事もあるため、今はしっかり見守っている段階です。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。皆さんの応援が、ミッキーと私たちにとって大きな力になっています。

…まるで今日のブログが最後のような雰囲気になってしまいましたが、これからもミッキーの様子や私たちの気持ちを発信し続けていきます。これからもどうぞ見守っていただければ嬉しいです。

コメント

  1. とても良いお話し…

    ミッキーに会えたり義実家で猫を飼い始めて猫さんがとても身近になりました。
    もうただ居るだけで癒される…日に日に飼いたいと思う気持ちが膨らみますが…改めて
    無責任な気持ちではダメだとつくづく感じました。

    というのも
    義母に旅行を誘ったら猫を置いては例え1泊でも行けないと…実質午後から出掛けて翌日午前中には帰ってくる距離のためとてもガッカリしました。

    実家の犬は、外に繋いでいて近所や親戚の方に頼めたので多少は大丈夫と勝手に思い込んでたのかもしれません。
    旅行から帰ってきた時のワンコの喜びようといったら…嬉しすぎて尻尾が振り切れそうで、お座りが落ち着かずそのままにじり寄ってきてた姿に「可愛い〜笑」と笑っていましたがそれだけ寂しかったんですよね

    今回のブログを読んで、ちょっとだからとか、勝手なこの軽い気持ちでは飼ってはいけないと感じました。

    まだまだ私には寄り添えるだけの環境も気持ちも出来てない。改めて気付かせてくれた温かいブログに感謝いたします。

    本当にありがとうございます。
    いつも主様には、
    色々気付かせてくれてる事が多く…感謝感謝♪
    またミッキーに会いに行きます(*´ω`*)

  2. あたたかいコメント、本当にありがとうございます💕
    「ただ居るだけで癒される」――この言葉に、私も心の底から共感します。どんなときも、そばにいるだけでこんなにも優しい気持ちにしてくれる動物の力、本当に不思議ですよね🐱🐶🐥

    そして、「無責任な気持ちではダメ」という気持ち、私たちも今さらながらますます強くなっていっていますが、そのかわりに何倍もの幸せや学び、心の豊かさをもらっていると実感します。

    お義母さまが1泊も出来ないという気持ちも、とても猫ちゃんを大切にされていて、ステキな話だと思いました💞ワンちゃんのエピソード、動物たちの喜びや寂しさをまっすぐに感じられるみやさん、猫ちゃんを迎えるのは「寄り添える環境や気持ちをもう少し整えてから」と考えられているみやさん、どれも優しさで溢れていることに感動しました。焦らず、ご自身にとって一番よいタイミングを大切にしてください💐

    いつもミッキーや私たち飼い主の気持ちに寄り添ってくださり、心から感謝しています。ぜひまたミッキーに会いにいらしてくださいね。これからもどうぞよろしくお願いします🌟